以前から登録してみたいと思っていたドメインがあります。
正しくは独自ドメインのように提供されているサブドメインですね。
EU.org というサービスです。~.eu.org が登録できます。

1996 年から提供されています。
その後様々な同等サービスは生まれては消えているのですが、
この EU.org は 20 年以上も提供を続けています。
他に残っているのは co.vu 位でしょうか? Tumblr で人気を得ています。
このような状況に至ったのは、本当の独自ドメインで無料提供している dotTK、
現在の Freenom の影響が大きいでしょう。

EU.org はいくつかサブドメインも扱っています。独自ドメインと同じ仕組み。
日本向けの ~.jp.eu.org も登録の対象です。
はい。EU 圏に関係なく登録できます。もちろん日本の人も登録が可能です。

実はこの EU.org、一つ面倒なところがあるんです。
それは登録の段階でネームサーバを運用している必要がある事。
しかし、通常のサーバだと登録段階でドメインの所有者を認証するため、
お互いに認証状態になってしまって、登録ができないんですね。

これを解決する方法、あります。ネームサーバサービスを使用します。
うれしい事に無料で使えるところがあります。

嬉しい事に ClouDNS は日本語表示に対応しています。

このネームサーバへまずは登録したい ~.eu.org をドメインとして登録します。
この段階ではネームサーバへゾーンを指定しておく必要はありません。

そうしたらサービスが提供しているネームサーバを使用して、EU.org へ登録します。
無事申請に成功しても、すぐに使用できるようになりません。
人的に審査が行われます。数日~数週間要しますので、気長にお待ち下さい。
最悪登録が拒否される恐れがあるので、
この段階ではまだサーバ契約や Web 製作を進めませんように。我慢、我慢、……

忘れた頃にメールでやってきます。

EU.org からの申請承認メール

件名部分で分かるように 2019年2月1日 に登録申請し、
2019年2月4日 に承認メールが返ってきました。運良く短期間で登録されました。
週末の空いた時間に作業しているのかもしれませんね。

このメールが届けば登録完了。あとは独自ドメイン同様に使えます。
ネームサーバもすぐに変更できますので、これで実際に運用するサーバも設定しなおせます。
もちろんそのままネームサーバサービスを用いて A・CNAME ゾーンで設定も OK です。

eu.org で無事に表示

確認したところでは Now や Surge+Cloudflare は使用できています。
GitHub で使用しているプロジェクトを確認できているので、
GitHub Pages でも使用できるようですね。
あまり独自ドメインを細かく確認しているところでなければ
問題なく使用できるようです。

他の登録作業は、英語のドメイン管理サイトを経験している人なら、
フォーマットとか、WHOIS で公開される範囲とかを把握しているでしょうから、
その辺は EU.org は独自ドメイン同様に考えて良いです。

EU.org をあえて使うメリット。
まずは ~.eu.org には期限がない事。期限切れの心配がないんですね。
EU.org の運営が続く限りはずっと使っていられます。
また、 Public Suffix List に登録されていて、
世界規模のサービスでは独自ドメイン同様に ~.eu.org を扱ってくれます。

デメリットは日本のレンタルサーバだと独自ドメインとして扱われていないので
使用できないケースがある事です。
海外のサービスだとサブドメインでも全然使用 OK という感じなのですけどね。

なお、登録数に制限はありません。登録時に人的な確認作業が入るので、
その段階で拒否という可能性は考えられるでしょう。

「独自ドメインじゃないと……」と思う人も少なくないと思います。
特に法人など安定した運用をしたい Web サイトの運営であれば、
ICANN 登録直下にある独自ドメインを使うべきで、
それは EU.org でもしっかりと明記されています。
特に見られなくなっても良いテストサイトや個人用途であれば、
~.eu.org を得ておくと、何かと役に立つでしょう。
~.jp.eu.org は使用が特に少ないので、Web サイトで使用すると面白い気がします。


追加 2019/02/14

さくらのレンタルサーバがドメイン登録時の DNS で使用できます。

予め さくらのレンタルサーバ 側で独自ドメインとして ~.eu.org を追加し、
EU.org で ns1.sakura.ne.jp ns2.sakura.ne.jp をネームサーバ指定して
ドメインを申請して下さい。登録承認後はそのまま Web・メール運用できます。
さくらのレンタルサーバはドメイン側でネームサーバが設定済みだと
設定できない仕様になっていて、EU.org では好都合だったります。

その後いくつか ~.eu.org ~.jp.eu.org を登録し、いろいろ試して
1 サイトにまとめてみました。

場合によって抹消される恐れがある Freenom の無料登録に比べると
安心して利用できるように思います。
興味がある人はぜひ登録してみて下さい。


追記 2019/03/01

新たに NS1 が使える事を確認しています。
Free Developer Plan で無料使用可能です。
EU.org 登録目的であれば、無料のまま使用できるでしょう。


追記 2019/03/05

記事で実際に登録していた ~.eu.org は実際に参照できる状態にしていたのですが、
いつも行っている画数診断で最近誤りに気が付き、正しくは凶画数であったため、
該当の ~.eu.org を削除しました。そのため画像は ~.eu.org を伏せた状態にしています。
EU.org をつかう。も同様の要因で公開 URL を変更しました。


追記 2019/04/13

登録する際、Name Server 枠の「Check for correctness of:」が
「server names + replies on SOA + replies on NS (recommended)」のままだと、
レンタルサーバやネームサーバへ ~.eu.org に登録しておく必要がありますが、
Name Server 枠の「Check for correctness of:」を「server names」へ変更すると
サーバ側へ登録していなくても EU.org の登録申請を行う事ができます。
実際に使用する予定のサーバで設定するネームサーバが分かっている場合は
この方法で登録申請をしておけば、~.eu.org が登録承認された後に
サーバ側へ登録して、すぐに使用する事ができます。