最近は無料ドメイン Freenom を使うようになっていましたが、
まともにドメインを登録しても良いような気がして、
現在のドメイン状況を調べていました。
新しい種類のドメインがいっぱいできたんですよね、
管理業者の変化で価格も変化したドメインが増えました。

そんな中、見つけてしまいました。
登録キャンペーン価格 1 年 £0.99、更新 1 年 £2.99。
税金 20% になっています。 登録 £1.19、更新 £3.59 というところ。
投稿時の為替レートで £1≒¥135 でしたので、
日本円では登録 1 年 ¥161、更新 1 年 ¥485 前後となります。

ドメイン価格

キャンペーン価格で登録 1 年目が安い独自ドメインはいくつかあります。
それが更新する時ウン千円になるんですね。
もうまともに運用してるので、これを支払わないといけなくなる、という仕掛け。
でも、この独自ドメインは違います。
1 年 480~490 円前後で独自ドメインが維持できるんですよ!

その独自ドメインの正体は……

ドメイン価格

.ovh ドメインです。
おっ、Web サーバとメールアドレスも付いてるじゃないですか!
Web サーバは 10MB しかありませんけど。

提供しているのは OVH。

そう自社ドメインなのです。日本企業でいうと .canon や .hitachi ですね。
日本では馴染みが薄いのですが、
OVH はヨーロッパ最大級のインターネットホスティングプロバイダーです。
VPS・クラウト・サーバが主力。レンタルサーバ屋さんという認識で良いでしょう。

このきっかけがまた面白い。OVH 創設者 兼 CEO である Octave Klaba さんが
2009年4月1日、エイプリルフールネタで .ovh ドメインを発表し、
登録を受け付けたのですが、数時間で 22000 以上の登録要求を得てしまいます。
OVH はこの夢を現実にするよう 2012 年に ICANN に申請して、2013 年に承認。
2014 年に Sunrise period(事前登録)を実施し、
2015年5月5日一般登録がはじまっています。

でも、おそらくいろんなドメイン登録サイトを探索しても .ovh は登録できません。
そりゃそうですよ。OVH のみで登録を受け付けてますから。

実際に .ovh ドメインを登録してみましたよ。

日本語ドメイン

.ovh の国際化ドメイン(IDN)は対応とあるのですが、日本語はダメでした。
(登録済みの場合は transferable(移管可能)と表示されます)
下に表示されている .com が登録可能になっているので、
登録フォームそのものは日本語も対応しています。絵文字ドメインは検索できず。

登録可能

登録する国によってアカウント割り当ての OVH も変わるようなのですが、
この時登録したアカウントは OVH Ireland(アイルランド)になっていました。
もちろん国に Japan が存在しているので、問題なく登録を進めます。
他の OVH だとその国のみになっているので、注意を要します。
郵便番号は - なしでないと受け付けされないのと、
すでに OVH のアカウントがあって、それで進めると英語以外の表示になる場合は、
アカウントを別途新規で登録しなおして進めると良いです……というところ。
英語のドメイン登録サイトを経験しているのであれば、きっと大丈夫。

オーダー 上 オーダー 下

ここで税金 VAT 20% が加わった価格で表示されます。£1.19 で登録費用は確定です。

クレジットカードは VISA と MASTER ですが、PayPal も選択できるので、
JCB・AMEX の人は PayPal 経由でお支払いできると思います。

JNB VISA デビットの引き落とし

自分は通常ネットの購入は ジャパンネット銀行 の JNB VISA デビット を使っています。
VISA ブランドで海外でも使えます。(JCB・AMEX は意外と使えないところが多いので注意!)
カードレスデビットを用いる事で、悪用対策にいくつかの番号を使用できます。
登録から間もなく引き落としのメール通知が届きました。159 円 でした。
(デビットカードの場合、仮決済段階で口座から引き落とされます。
 その後キャンセルになると、口座へ戻されます。
 海外購入の場合は、為替レートにより確定金額が変化する事があり、
 後日調整される場合があります)

リアルタイムにドメイン登録されるのではなく、数時間待たされまず。
悪用対策と独自ドメインの種類によっては自動処理できないので、
人的にドメインを有効化させているのだろうとみます。


約 10 時間待った後、メールが何通か届きました。
それと共に管理画面に独自ドメインが入り。使用できるようになりました。
上のリンク Web の中に Domains があります。

ドメイン管理画面

この管理画面でもいろいろできそうですね。

DNS ゾーン追加

DNS zone で追加をしたところ。NS も対応しています。
サブドメインを独自ドメインのように扱う事もできますね。
日本のレンタルサーバも .ovh ドメインが有効になっていれば使えそうです。

DNS servers で独自ドメインそのもののネームサーバ変更も可能です。

10MB の Web とメールの有効は、ドメイン管理画面の
General Information 内 Web Hosting with free email を有効にします。

Web 管理画面

Hosting のところ。FTP でアップロードできます。PHP が使えます。

メール管理画面

Emails のところ。一つメールアドレスを設定でき、メール転送もできます。

ballon.ovh

という事で、正常にドメイン ballon.ovh を使用できるようになりました。
最低限とはいえ OVH の Web・メールを使用する状態でも結構使えますね。
この状態でサブドメインを設定して他所のサーバを使用する事もできます。
この機能の良さで OVH を使用する事を考える人もいるかもしれません。


OVH は他のドメインも豊富に扱っていて、価格も安く設定されています。
.ovh ドメインを登録したのをきっかけに
他のドメインを登録してしまう人が出てくるかもしれません。
気になったら .ovh ドメインの登録から試してみて下さい。


追記 2019/01/04

今確認して驚きました。Web サイトの SSL が有効になっていました。
OVH すごいじゃないですか!!

ballon.ovh

もちろん SSL 証明書は無料で発行できる Let’s Encrypt です。


追記 2019/01/06

JNB VISA デビットの引き落とし

デビットカードを海外で使った場合、数日後に価格が確定した段階で
為替レートの変化によって請求・返金が生じる事があります。

アップルショックの影響で米ドル安になっていたのですが、
ポンドにも影響があったようですね。なんと 3 円も返ってきました。
159 円引き落としされていたので、159-3=156 円 で確定です。
注文するタイミングが良かった感じがします。